理学療法士の古賀千尋さんが7月3日~4日に横浜で開催された第43回日本呼吸療法医学会学術集会で発表しました.なんと優秀演題に選ばれております.演題発表にあたっては甲南女子大学の間瀬教史教授,甲南医療センターの山本健太先生のご指導をいただいております.おめでとうございます.
古賀千尋 他:上肢で支持した体幹前傾姿勢における呼吸筋活動と呼吸筋仕事量の変化
本研究では上肢で支持した体幹前傾(姿勢支持体幹前傾姿勢)と直立姿勢における呼吸仕事量(Work of breathing :WOB),The pressure time product(PTP)の変化を観察し,呼吸筋エネルギ-消費の変化を検討することを目的とした.結果,直立位座に比べ支持体幹前傾姿勢では吸気粘性WOB,PTPが有意に低下した.直立位に比べ支持体幹前傾姿勢は換気を行う上で、呼吸筋がおこなう労力,エネルギ-消費が少なくてよい可能性が示唆された.