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2021年6月24日木曜日

理学療法士の三枝信吾さんが第58回日本リハビリテーション医学会学術集会で発表しました.

理学療法士の三枝信吾さんが6月10日~13日に開催された第58回日本リハビリテーション医学会学術集会で発表しました.


三枝信吾 他:二次性サルコペニアを呈したTrousseau症候群に対して栄養療法と運動療法の併用により自宅復帰に至った一例.


小脳梗塞を合併した卵巣癌の周術期管理により,二次性サルコペニアを呈したTrousseau症候群症例に対して,運動療法と栄養療法の介入結果について報告した.初期評価は,握力右8.5kg/11.5kg,快適歩行速度0.73m/秒,SMI4.4 kg/㎡であった.運動療法では低負荷高頻度レジスタンストレーニングを中心とし,栄養療法では通常の摂取カロリーに加えてBCAAを導入した.また,早期より病棟と連携し自主練習を行った.最終評価では,握力右18.9kg/19.3kg,快適歩行速度1.17m/秒,SMI5.6kg/㎡と改善を認めた.Trousseau症候群は機能予後不良であり,自宅退院となる症例は少ない.このような患者であっても,適切な栄養状態で運動療法を実施することは二次性サルコペニアの改善に有効であると考えられた.

2021年6月14日月曜日

理学療法士の田口晶さんが第46回日本脳卒中学会学術集会で発表しました.

当院の理学療法士,田口晶さんが3月11日~13日(web:3月11日~4月12日)に開催された第46回日本脳卒中学会学術集会で発表を行いました.


田口晶 他:回復期脳卒中患者における栄養状態と機能予後の関係.


回復期脳卒中患者の低栄養の有無を,低栄養診断国際基準として発表されたGlobal Leadership Initiative on MalnutritionGLIM)基準を用いて診断し,退院時の機能予後との関連を調査した.機能予後はFunctional Independence Measure(FIM)運動項目を用いて発症30日と退院時で評価を行った.低栄養は全体の26.6%に生じた.低栄養を有する者は退院時のFIM運動項目が優位に低値であり,低栄養の有無はFIM運動項目に独立して関連した. GLIM基準で診断した低栄養は退院時FIM運動項目に関連することが示唆された.

理学療法士の三枝信吾さんの症例報告が理学療法学に掲載されました.

 三枝信吾 さんの症例報告「 二次性サルコペニアを合併したTrousseau 症候群に対して栄養療法と運動療法の併用により自宅復帰に至った一例」が日本理学療法士協会の雑誌「理学療法学」に掲載されました.日々の臨床を 丁寧にまとめた内容になっております.是非ご一読ください. 二次性...